手に汗握る景色があります。

2020.07.14

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どうもこんにちは。落です。
今日は、陸前高田に来る前の話をすこし。

時はさかのぼること半年前。
僕は移住しようと決意し、その下見がてら陸前高田に遊びに来ていました。

古くからの友人とお酒を飲み、昔話に花を咲かせていました。
ただ当時、埼玉県で仕事をしていた僕はその日中に帰りたかったので、終電で帰ろうと思っていました。
ちなみに、陸前高田から新幹線の駅までは、バス1回、ローカル線の電車に1回乗らなければなりません。

ここでハプニングが起きました。
久しく呑んだくれて憔悴しきっていた僕は、行き先も見ずにバスに乗ってしまい、吸い込まれるように入り口付近の座席へ。そして、そのまま寝てしまいました。
目を覚ますと、陸前矢作駅という行ったことのないところに来てしまいました。この闇夜にです

困りました。都会と違って、次くるの待てばいいじゃーんとならないのが地方のさだめ。悲しみに打ちひしがれながら、ことの一部始終を運転手さんに話すと、最後のバスだから送ってやるよとのことで、ローカル線の駅まで送ってもらいました。本当にありがたい話です。

てなわけで、むかしばなしでした。
いやあ移住前にこんなこともありました…
今は、仕事で町を車で走ることも多いのですが、あの小さな駅に向かう道を見かけるたびに、
ハンドルを握る手汗がじわっと増えたような気がします

名前も聞きそびれてしまったかっこいいい運転手さん
あの時はどうもありがとうございました。

それでは。

執筆者プロフィール

落 優介

1994年生まれ/神奈川県横須賀市出身/2020年に移住 大学院修了後、社会人を1年経験し地域おこし協力隊として陸前高田に移住。高田暮舎では、広報や空き家などを担当する。音楽と散歩が好き。最近は直売で野菜を買って料理することにはまっている。