あとがき

2019.02.19

コンテンツ

記事をかきました 。

– ”あるものをいかし、残るものをつくる。その土地の未来を見据えて”
https://takatakurashi.jp/story/1705/

 

今回の移住者インタビューは、同じく地域おこし協力隊のひとり、北村さんに。

「林業の」北村さんというより、林業をやりながら、ピーカンナッツ事業にも携わり、たまに高校生に勉強を教えている、いろんな顔をもつひと。という印象をうけていた北村さんの頭の中を、もっと知ってみたかったので。

記事では、一見はなれているように見える 一次産業と教育も「実はつながっている」。そこに抱くこだわりを感じられるのではないかと思います。

お時間ある方はぜひ、読んでみてください。

私は普段、地域おこし協力隊として「ライター」という分野をメインに活動しています。

もともと文章を書くことは好きだったものの、「自分の思っていることを文章にする」のと、「人から聞いた話を記事にする」のとは大きく違っていて、初めて向き合うその難しさに四苦八苦しながら日々、言葉と戯れています。笑

ただ、ライターというのはとても贅沢な仕事だな、ということを、今回 ふと思いました。

これまで、「取材をする側はインタビュイーから聞く体験を実際に経験できるわけではないのに、それをどうやって人に届けたらいいのだろう?」

とそんなことを考えていたけれど、「話(事実)を聞く」というより、「その時の感覚を一緒に追う」ような意識をしてみると
その人と共有する時間の中で、まるで同じ世界に入り込んでいくような感覚になることがある(らしい)。

そしてさらに、聞いたことを文字におこしてじっくりと自分の中に落とし込みながら編集し、足したり引いたりしながら、ひとつ形にしていく、という時間は
なんというか、その人の話がじわじわと自分の中に沁みていくような、今まであまり感じたことのない有り難みと幸せをおぼえました。

今回のインタビューの中で、個人的にすごく好きだけど、構成上削らざるをえなかったいくつかの話題のなかに

「分からなかったことが分かった、その時の表情ってすごくいい」話があります。

「知らない世界に行って『こんな面白いものあるんだ』って気づくのって、楽しいじゃないですか。…例えば、数学とか勉強に関しても子どもたちが相手なら『実はこういう風に見たら、こういう風になった。すごいんだ』っていうところを教えてあげたらすごくいい表情になるんですよね。林業とかも、もしかしたら地元の人たちで普段意識していなかった人が興味もってくれて、『あ、そうなんだ』って思ってくれるとか、そういう関わり方自体が楽しかったり。…」 

と、そんなことを話してくださっている時の表情がとても楽しげで、ああ、いいなあ、と思って。

私はまだ見たことのない景色や出会いを楽しみに、バックパックを背負ってどこかへ行くことがたまらなく好きなのですが、

様々な土地から、それぞれの背景のなかで陸前高田という場所へたどり着いた “移住者”な人たちと関わる体験はまさに

「知らない世界にいって、『こんな面白いものあるんだ』って気づくのは楽しい。」

ということと似ているなあと思ったのでした。


いつも美味しいコーヒーとゆるやかな幸せを提供してくれる、ペチカさんにて。

執筆者プロフィール

高田暮らし