木が輝くのには理由がありました。

2020.08.20

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引きこもり体質の僕も、珍しく外出して、気仙大工伝承館に来ております。
いやあ、突然の梅雨明けに暑すぎて、テロンテロンに溶けてしまいそうですね。
みなさんも水分補給は、こまめにしてくださいね。落です。

ここ気仙大工伝承館は6月に高田暮舎が主催した交流会の会場で使わせてもらったのですが、
今回のコラムは、その後日譚です。

賑やかなイベントも終わり、ゆっくりと流れる清涼な風と共に、
店の方が、ちょこっと伝承館の建物について教えてくれました。

『建物の南面で使用する材料には、南で育った木を。北面で使用する材料には、北で育った木を使用する。
材料が環境に適応しやすいから、建物が長持ちするんだよ』と。

当時の職人さんは木を時に、柱として、梁として、棟木として輝かせるためにどうしたらよいのか、
木と向き合い、考えていたんでしょうね。

見ただけでは伝わらないこういった工夫が、今に伝わっていることは、
職人冥利につきるのだろうなあ。僕だったら嬉しいです。

気仙大工伝承館は、時間を忘れてゆっくりしたい方、オススメです。
行く際には、どうぞアブにご注意くださいね。

あ、ちなみにハエたたきはスタッフの方が貸してくれますよ。笑

それでは。

執筆者プロフィール

落 優介

1994年生まれ/神奈川県横須賀市出身/2020年に移住 大学院修了後、社会人を1年経験し地域おこし協力隊として陸前高田に移住。高田暮舎では、広報や空き家などを担当する。音楽と散歩が好き。最近は直売で野菜を買って料理することにはまっている。