インターンを終えて

2022.09.28

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はじめまして
2週間空き家バンクのインターン生として横浜からやってきました、山田綺音です!

横浜の都会で生まれ育った私は鹿が鳴くことすら知らず、驚かれながら焚火を自分で燃やしたり、1日モルック・ひっつみづくり・バーベキュー・花火・焚火を海を見ながら楽しんだり、和太鼓をたたかせていただいたり、ピーマンの収穫と肥料をまくお手伝いをさせていただいたりなどなど…初めての経験が沢山で、自然の中で優しく迎えて下さり色々お誘いいただいて沢山の経験ができて、いろんな人と関わることができる生活が楽しくて楽しくて!
インターンは無事に先週で終わったので本当は月曜日に実家へ戻るつもりでしたが、9月15日で20歳になるのでお酒解禁を陸前高田でしたいと思い、高田生活を今日まで期間延長して沢山お祝いしてもらって無事20歳になりました!

さて、そろそろ本題に入っていこうと思います。
私がなぜこのコラムを書こうと思ったか、それはインターンでの活動で「空き家を新たな居住地の選択肢に繋げたい」という思いを伝えたくて、お願いして書かせていただいています。
そもそも空き家はまだ私の身近にない存在で、リノベーションが流行していることは頭の片隅にあったので新たな活用ができたらと思い、最初に「綺麗な家や物ばかりではない」「住んでいた人の想いを感じ取ってほしい」の二つの言葉を受け取ってスタートして、空き家探しをしたり暮舎のPR、家財整理、物件の内見など様々な活動をしました。
活動を通じて“今ある物をどうするか”、“今ある物を大切にしたい”と感じて暮舎で活動しているように感じ、新しくすることが絶対に良いという訳ではないと気付きました。


(1日モルック・ひっつみづくり・バーベキュー・花火・焚火を海を見ながら楽しんだ写真)

物件の内見や家財整理では、前に住んでいた方が着ていた洋服や着物、棚、食器など使っていたものがそのまま残っている状態を見たことでどんな生活をしていたのか感じたり、別のインターン生2人が空き家から出てきたものをうまく誰かに届けることができないか模索している姿を近くで見ていたり、新たに空き家に住む選択肢を持っている方も間近にしました。


(和太鼓をたたかせていただいた写真)

暮舎のスタッフのお家に何度か泊めてもらったのですが、元々空き家だったお家で暮らしているのに空き家だったことを感じさせないような、だけど前に住んでいた状態で残っている部分が多くて、こんな風に家を受け継ぐことって前に住んでいた人も今住んでいる人も嬉しい事なのだと感じました。


(ピーマンの収穫をお手伝いさせていただいた写真)

これらから、前に住んでいた方が残したものから次にどのようにつなげるか、使えるものを使っていくことがお互いを繋げる柱になるのではないかと思います。
そしてこのような活動に繋げるためには、空き家を見つけたり家主とつながって空き家をどうにかするためのお手伝いをしていくことが必要で、地道ですが各地区に空き家を探しに行く計画をして、約50軒の空き家探しを行って地域の方が興味を持ってくれたり、空き家の持ち主につながる道が見えたり、少しずつ空き家の問題を解決する光が見えてきた気がしました。


(誕生日お祝いしていただいた写真)

私は2週間と短い期間でしたが空き家をきっかけに今ある物を大切にすること、繋げていくことの大切さを感じることができ、少しでも空き家に住むという選択肢を持ってくれる人が増えたらいいなと願いながら、今後も陸前高田に来たり高田暮舎に関わったり、空き家に注目していけたらと思います!

【プロフィール】
2002年生まれ/神奈川県横浜市出身/大学では児童学を専攻中/お笑いと邦楽が好き/ボランティアで毎月イベントを開催したりやりたいと思ったら飛び込んでいきます/大学卒業後地方移住するためにいろんな場所に行くことに夢中!

執筆者プロフィール

高橋瞳

1997年早生まれ/千葉県出身/2020年9月末にIターン移住/人材会社で約1年半働いた後、陸前高田市の地域おこし協力隊に着任。高田暮舎では、移住コンシェルジュを担当/旅やアクティビティ、新しい体験が好き