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お久しぶりです。インターン生の大賀真帆です。
怒涛のような1か月半のインターンもいったん落ち着いて、いろいろあったなあと思いながらこのコラムを書いています。
本当に、いろいろなことを感じて、考えた1か月半でした。
まずは、家の話。
インターン前の私にとって、空き家のイメージは、いろいろなことに使える可能性がある場所、というものでした。
オシャレなカフェになったり、地域の人が集まるコミュニティスペースになったり…
でも、実際に片づけてみると、そこはあたりまえだけど、だれかが住んでいた場所。
裁縫が好きだったのかな、子供がこのゲームで遊んでいたのかな、といろんな想像が膨らんでいきます。
亜美が「家のストーリーが体に流れ込んでくる」って表現してたけど、本当にその通り。
その家が積み重ねてきた物一つ一つに触れられる、とても貴重な体験でした。
(家を片付ける中で出てきたアザラシのお人形。実は焦げた部分があて布した後に縫われてある。子どもがストーブに近づけて燃やしちゃって、お母さんが縫ってあげたのかな…なんて)
それから、地域の話。
1か月半過ごしてみて、陸前高田のことがすごく好きになりました。
おいしいごはんやきれいな海もそうだけど、何より私にとって大きかったのがお祭りのこと。
みんな自分の地域やお祭りに誇りがあって、聞くとすごく嬉しそうに教えてくれる。
ホワイトボードを持ってきて解説してくれたり、お祭りの動画を解説付きで2時間見続けたり。
自分の地域にあまりアイデンティティがなく、お祭りも知らなかった私からすると、その強いパワーに驚かされました。
「地域資源」なんて言葉は前から知ってたけど、それは自然環境とかその地域でしか取れない特産品だとかだけじゃなくて、お祭りの熱気とか、ずっとされてきた暮らしとか、祈りとか、そういう積み重なったディープなものなんだなあ。
(気仙大工左官伝承館での一枚。家はいろんな願いの詰まった場所だと改めて気づきました)
最後に、私の話。
1か月半の中で、つまずくことも落ち込むこともたくさんあったけど、「真帆、元気出してけ!」という暮舎の方の声のおかげで頑張ることができました。
ほんとに、ほんとに、ありがとうございます。
この暖かさが、関わった人が毎年高田に戻ってくる理由なんだろうなあ。
これからは故郷の東京と、長崎と、高田の3拠点生活…もありかも?
【プロフィール】
大賀真帆
2000年生まれ/東京都日野市出身/来春長崎県に移住予定!/大学では地域に関することを専攻中/食べることと呑むことが大好き!/新書オタク