陸前高田市地域おこし協力隊インターンシップレポートvol.2

2024.02.07

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こんにちは!
2023.12.5〜12.18にかけて、NPO法人SETさんでインターンさせていただきました、永井一成と申します。

私は大学生の頃、漁師になりたい夢があり、
SETのまちづくりプログラムを通じて、
1年以上陸前高田市に通い詰めていました。

その時感じたまちの方の温かさや
おすそ分け文化など、観光ではない
その町の魅力を知ることに興味を持ちました。

現在はその影響もあり、一度仕事を退職して、
全国のローカルな町を自分の足で歩いて
地域の方と交流するような旅をしています。

この原点を作ってくれたのが
陸前高田市の町の方々やSETだなぁと感じ、
再びこの陸前高田で町のためにお役に立てるような仕事がしたいと思い、この度はインターンシップに参加させていただきました。

インターンシップでは、SETの事業である
・民泊事業
・CMSP(大学生によるまちづくりプロジェクト)
・企業(社会人)研修
・ぴいろた便(産直のお野菜お届け便)
・町の方のお手伝い(漁業・農業)

などに、同行させていただき、
お手伝いさせていただきました。

様々な企業の方がこの町で研修をし、
町のためにアイディアを出して、
会社として陸前高田と何かできないかを
一緒に模索する、素敵な機会をいただきました。

また、その他自身の興味分野である関係人口・交流人口を増やす陸前高田の事業について、実際にそのようなお仕事をされている方に繋いでいただき、
市役所の方々と意見交換したりもしました。

活動に同行して衝撃的だったのは、
setが思った以上に町に溶け込んでいて、
町の方や町の組織に頼られ、
期待されているということでした。

setとしての信頼が、若者への信頼にも
繋がっていて、初めて来たにも関わらず
ご飯を食べさせてくれたり、
お土産を頂くなど温かい愛情を
たくさん頂きました。
そして私は、そこに愛を返すべく、
漁業や農業のお手伝いをする。
そのサイクルがとても人対人として支え合って
生きているような感じがして、心地よかったです。

東京では、すれ違った人と挨拶をする文化が
あまりありませんが、
陸前高田では、すれ違った方みなさんが
挨拶をしてくれました。
挨拶から始まり、世間話になり、
お茶っ子、ご飯、お手伝いへと発展することも
しょっちゅう。

ただそこにいるだけで、感謝され、
もてなされ、愛される。
東京にはない素敵な文化でした。

この温かい文化がこれからも残ってほしいし、
東京で1人働き疲れている人達に
是非この温かさを感じてほしいです。

私はこのような体験で出逢った素敵な方々や町の素敵なところを実際に町に身を置きながら、発信したいです。
その町に自身の友人を始め、多くの人に陸前高田に来てほしいなぁと思うようになった、素敵な2週間のインターン期間でした。
大変貴重な機会をありがとうございました。

【プロフィール】
永井一成
2023.12.5〜12.18まで「NPO法人SET」にて地域おこし協力隊インターン

執筆者プロフィール

高橋瞳

1997年早生まれ/千葉県出身/2020年9月末にIターン移住/人材会社で約1年半働いた後、陸前高田市の地域おこし協力隊に着任。高田暮舎では、移住コンシェルジュを担当/旅やアクティビティ、新しい体験が好き