陸前高田市地域おこし協力隊インターンシップレポートvol.3

2024.02.14

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10/16~29の合計10日間、陸前高田市観光物産協会さんで地域おこし協力隊インターンに参加させていただきました、髙田さくらです。

こんな名前なので、初対面の人に名札をつけて自己紹介をすると「高田に来るべくして来たんだね〜」や「これはもう移住するしかないな」などとお声がけいただきます笑
温かすぎる町ですよね。

普段は愛知県の高浜市という名古屋から電車で1時間くらいの海沿いの田舎に住んでいます。大学では、行政学のゼミに入っていて、地域が抱える社会問題について勉強しております。
そんな私は今回幼い頃からの夢であった「岩手県に住む」をかなえるために地域おこし協力隊インターンに参加しました。

岩手県宮古市出身の母が里帰り出産をしたため、生まれて初めて吸った空気が岩手県の空気でした。小さい頃から少なくても年に一回は岩手県に来ておりました。岩手県の綺麗な空気と海、美味しい食べ物だらけなところが幼い頃からずっと大好きでした。
また、友人が陸前高田に移住し、けんか七夕の話を聞いたり、何回か友人宅に泊まらせていただき、高田についての興味は増す一方でした。大学4年生になったら、高田に移住した友人宅で高田暮らしをすることが私の目標でした。

観光物産協会のインターン中は
・高田松原復興祈念公園パークガイドの同行
・産業まつりや本丸ストリートまつりの会場撤収作業
・SNS用動画撮影の補助
などの業務の他に、陸前高田の行ったことのない場所に連れて行っていただき、本当に親切にしていただきました。

パークガイドの同行の際では、ガイドさんによってお話の内容が変わるので陸前高田の歴史・ゼロからのまちづくりの復興の際のお話・東日本大震災の時に陸前高田で何が起こったのか、など多くの学びがありました。
産業まつりでは、出店の店員さんとのちょっとした会話や高校生と子どもたちが楽しそうに交流している姿など人のつながりの大切さが分かる心がポカポカする雰囲気に魅了されました。

SNS用動画撮影補助では、飲食店に行って陸前高田の魅力をどうやったら伝わるのか、どこを誰に見てほしいのか先輩方と一緒に考えたり、実際にできた動画をみるのにワクワクしました。
10日間のインターンシップでは毎日出勤するのが楽しみで、職場の皆さんに会えることや陸前高田の色んな魅力を発見でき、誰かに届けることができるお仕事が大好きでした。
2週間、陸前高田市で暮らした感想としては「こんなに穏やかで豊かな町ずっと居たい!」です。

私は愛知県名古屋港からフェリーを利用して、自家用車で陸前高田へ来ました。市内を運転していると、陸前高田の方の運転マナーは本当に素晴らしく、譲り合い精神が高いドライバーが非常に多かったです。
他にも、体感としてせかせかしている人が少なく(ほとんど見てないと言っても過言ではない)、町の雰囲気や空気感が本当に穏やかなのです。

透明度の高い海も、紅葉が始まった山、滝も湧き水も星空も陸前高田にはあります。町のどこを見ても心が浄化されていくんです。本当に、忙しく毎日余裕のない方は一度お越し頂きたいものです。本当にゆっくり過ごすのにぴったりすぎるんですよ。そんな豊かな場所にいると、自分のことや家族のこと、自分の大切な人たちのことをぼんやり考えたり自分のペースが見えてくるんですよね。

公私ともに充実した大好きな場所をたくさん発見した2週間でした。
陸前高田市観光物産協会をはじめ、多くの方にお世話になりました。皆様本当にありがとうございました!

【プロフィール】
髙田さくら
2023/10/16~29まで「一般社団法人 陸前高田市観光物産協会」にて地域おこし協力隊インターン

執筆者プロフィール

高橋瞳

1997年早生まれ/千葉県出身/2020年9月末にIターン移住/人材会社で約1年半働いた後、陸前高田市の地域おこし協力隊に着任。高田暮舎では、移住コンシェルジュを担当/旅やアクティビティ、新しい体験が好き