陸前高田市地域おこし協力隊インターンシップレポートvol.5

2024.03.11

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皆様こんにちは!
2024年2月15日~3月1日の期間中、陸前高田ほんまる株式会社様でインターンをさせていただきました、飯尾日奈子と申します。

私は現在、奈良県の女子大学に通っており、春からは関東で社会人生活を始めます。
大学3年生の冬、大学の教授の助手として調査に同行するために訪れたのが、私と陸前高田市との出会いでした。

その後、私自身も卒業論文で陸前高田市を対象とし、調査のために何度か通っていました。
その中で、研究対象ではなく陸前高田市の街自体に惹かれるようになり、いつか陸前高田に住んでみたい、という想いが芽生え、その前段階として今回インターンに参加させていただきました。

インターン期間中は、主にほんまるの家で来訪者の対応をしながら、まちなか会の会合の見学をはじめとして、ほんまるまるしぇ・キネマホンマルの開催のサポート、SNS研究会への参加、2/25まで開催されていた『あなたはあまじょっぱどっち!?』イベントのSNS告知等、多岐に渡る業務を行わせていただきました。

私は『復興・陸前高田:ゼロからのまちづくり』を卒業論文の執筆中によく参考にさせていただいていたので、まちなか会の会合では、この本に登場されていた商業者の方々の顔触れにただただ緊張しっぱなしで。
芸能人を生で見ている感覚さえ覚えました笑
会合が始まれば皆様の熱い意見交換に圧倒され、業種は違っても商業者が一体となって高田の街を作っていく、という皆様の熱意をひしひしと感じておりました。

キネマホンマルでは、予約優先制ではありましたが当日参加の方も多く、上映後にとても清々しい顔をされて会場を後にされる、お客様の顔が忘れられません。
映画館をはじめとした娯楽施設が近隣にない中、市民の皆様が気軽に参加できる催し物を開催することに、大きな意味を感じた一日でした。

インターン期間中には、業務以外でも高田を含めて東北を楽しもうと、様々な場所に出掛けておりました。
仙台や石巻、北上など、本当にたくさんの場所を訪れることができました。
陸前高田から足を延ばしてとても楽しい時間を過ごしましたが、陸前高田に帰ってきたとき、なぜか私の心はとても安心していました。
広くて黒い空に輝く星々や、遠くから聞こえる野鳥の声、広田湾から吹き抜ける風など、、、
高田で過ごす時間は、いつも豊かな自然に包まれていました。
そこには、普段見逃しがちだけれど、とても大切な人間の根幹があるような気がしています。

陸前高田には、確かに若者受けする流行を押さえた娯楽施設はないし、遅くまで飲み歩ける店もありません。
けれども心を満たしてくれるものはたくさんあると、私は感じています。

これからしばらくは関係人口として陸前高田に関わらせていただくことになります。
まだまだ行きたい場所や見たい景色があるので、今後は仕事の合間に陸前高田に帰って来られたら、と考えております。
市内で見かけた際にはぜひお声がけくださいね。

【プロフィール】
飯尾日奈子
2024/2/15~3/1まで「陸前高田ほんまる株式会社」にて地域おこし協力隊インターン

執筆者プロフィール

高橋瞳

1997年早生まれ/千葉県出身/2020年9月末にIターン移住/人材会社で約1年半働いた後、陸前高田市の地域おこし協力隊に着任。高田暮舎では、移住コンシェルジュを担当/旅やアクティビティ、新しい体験が好き