大好きなまちで生きると決めました。

2025.08.26

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こんにちは。
埼玉県出身の永井一成(ながいかずなり)です。

陸前高田を初めて訪れたのは、2018年頃。
当時大学生で、漁師になりたいと思っていた私は、漁師さんとのつながりが欲しくて、NPO法人SETの半年間のまちづくりプロジェクトに関わり始めました。

当初の私は、まちづくりにはあまり興味がなかったのですが、活動を通して、仲のいい地域の人達が増え、たくさんの人の温かさや面白さに触れて、この町がどんどん好きになっていきました。


(初めて声をかけたおばあちゃんに休んでけ〜とうちにあげてもらい、お菓子作りした時の写真)

その中で、何度か地元の漁師さんにお願いし、漁の仕事も体験。この大好きな町で漁師になることを考えていたのですが、当時のコロナ流行も相まって、移住に対する不安が勝った私は、一度都内で働くことを決めました。

(当時、漁に連れて行ってもらっていた時の写真)

そこから4年半、東京都内の病院で治験コーディネーターというお仕事をしていましたが、大事な自分自身の命の時間を使ってまで、やりたい仕事ではないと考え、勇気を出して退職を決意。

人生に向き合いながら、田舎を巡った半年間の旅に出ました。その中で、やはり地方で働きたいと思った私は、全国のまちづくりプロジェクトやインターンに参加して回るようになります。そこでたまたま再会したのが、学生時代ボランティアをしていた、陸前高田市で活動するNPO法人SETでした。町や人への想いで仕事する職員の方々の人間性に惹かれ、地域おこし協力隊のインターンに参加しました。

インターン中に見学した、民泊の修学旅行事業。

全国各地の中高生がホームステイのように、地元の民家に泊めていただき、震災学習や田舎暮らし体験をする。まるで家族のように、学生を受け入れてくれる町の人達の暖かさに触れて、泣きながら帰る子も多数。

そんな素敵な仕事に惹かれて、気づいたら
「ここで働かせてください!」と言っていました。

(インターン中に仲良くなったりんご農家さんとりんごのお手伝いしたときの写真。)

移住を決めた当初、東京でシェアハウスの運営やイベント企画などの副業もしていましたが、陸前高田で働きたい、住みたいという想いが募り。2拠点居住することを決意。2024年、3月頃陸前高田市へ2拠点生活という形で引っ越してきました。

そこから半年間は、行ったり来たりしながら民泊修学旅行の事業に専念。

たくさんの受け入れ家庭さんを回る中で、お茶っこさせてもらったり、時には農業のお手伝いをしたり、アユの釣り方を教わって、一緒に串焼きして食べたり。普段家庭さんが修学旅行生にしてくれているような、体験をたくさんさせてもらって、どんどん町の中に大好きな人と大好きな事が増えました。

(畑からお野菜もらった時の写真)

すっかり陸前高田の虜になった私は、無意識に陸前高田のPRをするようになりました。
SNS等で発信していると、遊びに行ってみたいと、陸前高田に来てくれる友人がたくさん現れ案内するようになりました。

 

昨年は、総勢25名の友人が陸前高田に来てくれて、大好きな陸前高田のおじいちゃんおばあちゃんや陸前高田でしかできないローカルな体験、観光名所などを案内。そんなことをしているうちに、何度も足を運んでくれたり、中には陸前高田で半年間ほど働きにきてくれた人までいました。

 

そんな自分を見て、
「一成はそれを仕事にしたほうがいいよ」

 

そんなふうに声をかけてくれたのが、
現在、NPO法人高田暮舎の地域おこし協力隊運営事務局で一緒に働かせてもらっている三井さんでした。

 

そうして昨年の秋から、陸前高田で暮らす魅力をPRしながら、実際にこの町で働きたいひと、暮らしたい人を増やすため、地域おこし協力隊の2週間のインターンや2泊3日のお試し協力隊のコーディネーターのお仕事をさせてもらっています。

(実際に移住希望の方を案内している様子。)

また、NPO法人SETの方では、民泊修学旅行事業以外にも、コミュニティ運営や企業研修のサポートなどもさせてもらったり、様々な仕事をするようになりました。

どのお仕事にも一貫しているのは、
『この町の魅力や豊かさをもっと多くの人に届けたい』『地方と都会のハブになりたい』
ということです。

プライベートでは地元のお祭りのお囃子に携わったり、地域の健康麻雀に顔を出したり、釣りしたり。ときどき隣町(気仙沼市)まで足を伸ばして、ビーチスポーツに参加したり。
冬にはわかめ漁にも参加するようになりました。

(七夕まつりでは、山車を組み立てたり、笛を吹かせてもらったりしていました。)

そんなこんなで休日の楽しみもどんどん増えて。幸せな移住ライフを送っています。

これからもこの大好きなまち、陸前高田で豊かに働き、暮らしていきたいと思います。

どこかでご縁があった際には、どうぞよろしくお願いします!

 

永井一成

1996.7.13生まれ。埼玉県出身。
NPO法人SET 民泊修学旅行事業/関係人口創出課。NPO法人高田暮舎 地域おこし協力隊運営事務局。趣味はアウトドアで、たまに無人島キャンプの引率などもしています。

執筆者プロフィール

柴崎 航

1995/5/26 東京都江戸川区出身 移住コンシェルジュ アウトドア・インドアどっちも好きで困ってます。これから陸前高田を知って皆さんに伝えていきます。