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米崎町のフルサービスのスタンド「ノイエス米崎SS」
陸前高田市内、米崎町に1店舗、高田町の中心市街地に1店舗。市内に2つのガソリンスタンドを構える株式会社カネマン。
ガソリンスタンドと聞くと、「車に燃料を入れる場所」というイメージが、どうしても強いかもしれません。 しかし、ここでのガソリンスタンドは、少し意味が違います。
人の暮らしに寄り添い、日常を支える“地域の拠点”。
そんな役割を担っているのが、株式会社カネマンです。
創業は1960年。地域とともに歩んできた会社
カネマンは1960年に創業しました。
ガソリンスタンドを軸に、家庭用LPガスやガス器具の販売など、暮らしに欠かせないエネルギーを地域に届けてきた会社です。
震災前は米崎町沼田に店舗を構えていましたが、現在は高田町と米崎町の2か所で営業しています。地域密着型の事業を続ける中で、震災を経た現在も、事業規模はむしろ拡大してきました。
「燃料は、社会の仕組みの中でまず欠かせないものです。だからこそ、地域の人たちとのつながりを何より大切にしてきました」
そう語るのは、2020年に代表取締役に就任した3代目の菅原翔さん。大学卒業後、一度は県外で働きましたが、1年後に帰郷し、家業を継いだといいます。
祖父の代から続く“地域密着”の姿勢は、今も変わらず受け継がれています。
自然とお客様との会話がうまれ「地域密着」に
2つの店舗、それぞれの役割
高田町の店舗はセルフスタンドです。 給油や洗車、オイル交換、タイヤ交換などのサービスを提供しています。
セルフといっても、操作に戸惑っている人がいれば、すぐにスタッフが声をかけてくれます。 観光客にとっても、地元の人にとっても、「困ったときに頼れる場所」です。
一方、米崎町の店舗はフルサービスのスタンド。給油だけでなく、車のメンテナンスや灯油配達などにも対応しています。
タイヤ交換やオイル交換、洗車など、様々なサービスを提供している
給油だけじゃない。人と向き合う仕事
今回募集されているのは、ガソリンスタンドの販売員です。販売員と聞くと、給油作業のイメージが強いかもしれません。ただ、実際の仕事はそれだけではありません。
「田舎なので、お客さんとの付き合いは自然と深くなります。冠婚葬祭の話をしたり、子どもが生まれた話を聞いたり。高齢の方であれば、ちょっとした見守りのような役割になることもありますね」
顔を覚え、声をかけ、変化に気づく。
車にチャイルドシートが増えていたり、久しぶりに顔を見せてくれたり。
そんな小さな変化に気づけるのも、日常的に関わっているからこそです。
この仕事の面白さは、むしろそこにあるのかもしれません。
スタッフの中には、常連さんから“推し活”されている人もいるといいます。
「これ食べて」とお菓子をいただくこともあるそうです。
笑いながら語る菅原さんの表情から、この職場の温かさが伝わってきました。
代表取締役の菅原翔さん。3代目にあたる。
未経験でも大丈夫。大切なのは「元気」
接客業の経験や、車の専門知識は必須ではありません。最初は給油作業からスタートし、少しずつ仕事を覚えていくことになります。
「車が好きで働いている人も多いですね。いろいろな車を見られるのも楽しいところです。でも、何より大事なのは元気さです。明るく挨拶ができれば、それで十分です」
新卒の方も、未経験の方も歓迎しています。
必要なのは、特別なスキルよりも、人と関わることを前向きに楽しめる気持ちです。
和気あいあい、でも仕事はきっちり
職場の雰囲気は和気あいあい。プライベートでも仲が良く、話しやすい空気があるそうです。
一方で、仕事に入ればスイッチを切り替えます。 やるべきことはきちんとやる。 そのメリハリが、この職場の心地よさをつくっています。
配属先は、高田町・米崎町のいずれかとなり、基本的には固定勤務です。
落ち着いて仕事に取り組める環境が整っています。
国道に面し、立ち寄る車も多い
これからも、地域の日常を支えるために
EVやハイブリッド車が増える中で、業界を取り巻く環境は変化しています。震災後、事業を拡大してきたカネマンですが、現在は無理な拡大は目指していません。
「現状維持が一番難しいと思っています。だからこそ、細やかなサービスや気配りを大事にして、お客さんとの関係をつないでいきたいですね」
最後に、菅原さんはこう付け加えました。
「元気があれば、即採用です。本当に。採用にはすごく前向きなので、少しでも気になったら、まずは話を聞きに来てほしいですね」
人と人との距離が近いまちで、誰かの「いつも」を支える仕事。カネマンでの毎日は、きっとあなた自身の顔や名前を覚えてもらえる仕事になるでしょう。